数年前までADHDは
子供の病気
と考えられていましたが
大人のADHD
も最近ではわかっています。
覚醒レベルが低く
不安が伴う症状
が別の障害と診断され
躁鬱病、気分障害、うつ病の薬
が処方され
改善しないどころか
慢性に眠くなり
逆効果の場合もありました。

AD/HD(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)「注意欠陥/多動障害」の主な3つの症状

【不注意】
集中力の欠如
周囲の音や刺激で
気が散ってしまう。
人の話を聞いていない。
注意する意識を持続できない。
物をなくし管理ができない。
忘れ物が多い。
根気よく物事を続けられない。
片付けられない。
だらしがない。
ケアレスミスが多い。
飽きっぽい。

【多動性】
じっとしていられず
落ち着きがない。
手足をソワソワ動かす。
喋りすぎる。

【衝動性】
人の話を最後まで聞かず
途中で喋りだす。
約束ごとや
社会のルールを守れない。
許可をもらわず
勝手に人の物を使用する。
車の運転の暴走。
あらゆる刺激に対し
考える前に行動を起こす。
イライラしやすく、
癇癪をおこし
怒りを抑えられない。
犯罪に繋がったり、
巻き込まれやすい。

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ADHDなのに、

診断されていないだけで

自覚がない人は

実は大勢います。

ADHDは数年前までは、

子供だけの症状だと認識されていました。

でも最近は

大人のADHD

や

老人性ADHD

があることがわかっています。

自分や子供が

ADHD

だと知らないでいることで

問題行動の原因

がわからないままなのです。

だから、

自信喪失になるばかりで、

長所まで潰されてしまいます。

自分や子供が

何故

人からイジメられてしまうのか

どうして、

このような行動をしてしまうのか

理由と原因

を知らないままでは

人間関係も改善しません。

人格に問題

があるように

周囲に誤解をされたままです。

家族の人生や幸せに、

大きな影響を与えてしまいます。

ADHDの原因

神経伝達物質である
ドパミンが不足し
神経伝達に
異常がおこっている
注意集中機能に
障害があることで
注意散漫になり
注意欠陥にあたる
不注意
の症状がでる。
覚醒機能の障害
によって
昼間の活動時間に
脳の一部は
覚醒しているけど
他の脳の部分は
眠っている状態
その為に
脳の覚醒状態が低い。
ドパミン不足により
計画を立てて
順序よく行なう
実行機能が低下する。
遺伝的な要因や
環境の要因も
重なることでも
原因といわれている。
アルコール依存症や
薬物依存症の
親をもつ子供が
ADHDになる確率は
高いといわれている。

ADHDの良い特徴

行動力がある。
アイデアが豊富。
興味がある分野
に対しては、
ずば抜けた集中力を発揮し
優れた業績を
残すこともある。
怒っていても、
怒りが長続きしない。
普通の人が
思いつかないような
才能のヒラメキがある。
直感力がある。
知性が高い。
純粋で素直。

ADHDであるが為に、誤解されやすい短所

礼儀作法に
関心がないため、
相手が誰であっても
喧嘩になることもある。
疑うことを知らず
騙されやすい。
普通に見えるために、
周りから理解されず、
教師や親から
体罰を受けやすい。
退屈を嫌い
刺激を求める傾向
があるため、
危険な行為をしてしまう。
自分のことで精一杯
なので、
相手のことまで考える余裕
がないために、
思い遣りがなく
自己中心的と思われる。
考えていることを
上手に言葉で伝えられない。
助けを求められず、
嫌なことを断れない。
協調性がないと思われる
ために、
孤立しやすい。
イジメられやすい。
人付き合いが
うまくできない。
悪気がないのに、
人を傷つける発言をし
嫌われる。
冗談が通じない。
物事を先延ばしにする。
あれも、これも、と
同時に沢山のことをやり始め、
一つもやり遂げられないで
中途半端。
自尊心が低い。
不安が強く
無駄に心配してしまう。
ストレスに弱い。

ADHDの治療

【心理社会的治療】
自分の特性をよく理解する。
生活リズムを整える。
自分のコントロールをしやすく改善。
社会に適応できるよう、
ルールやマナー
をトレーニング。
認知行動療法。
家族療法。
集団精神療法。

【薬物療法】
メチルフェニデート塩酸塩(コンサータ)
アトモキセチン塩酸塩(ストラテラ)
などの中枢神経刺激薬で
ドパミン、ノルアドレナリンを増やす。
その他、
抗鬱薬、
抗てんかん薬、
抗精神病薬などを
症状に応じて処方。

医療機関

発達障害を
診療している
精神科
小児神経科
心療内科
を受診する。
ほとんど予約制なので
事前に問い合わせる。
その他
発達障害者支援センター
自治体の精神保健福祉センター
自治体の福祉担当窓口
で相談すると
医療機関を教えてくれます。

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周囲の対応の仕方

失敗やミスを責めない。
ADHDを理解する。
連絡は、
わかりやすく
紙に書いたりメールにしてあげる。
小分けにして指示をだす。
感情的になってるときは、
冷静になるまで待つ。
ADHDの人は
自信がなく
自己否定的で
不安が強いので、
褒めたり感謝の言葉を
言ってあげることで
自分を認めること
ができるようにする。

ADHDの症状は人により違う

ADHDの症状である

不注意

多動性

衝動性

は、

すべてがあてはまる場合や

どれか一つだけ

があてはまる

など個人差があります。

ADHDの長所や

短所に関しても

人により、さまざまです。

その他の発達障害について

【ASD】(自閉症)
異常なこだわりが強い。
言葉の発達の遅れ。
(アスペルガー症候群)
自閉症に含まれる。
言葉の発達の遅れはない。
知能が高い場合が多い。

【LD】(学習障害)
読み書き、聞く、話す、計算する、
など、
どれか一つでも習得が困難。
勉強ができず
頭が悪いのではなく、
学習障害が原因
で成績が悪い結果になっている
のかもしれません。

 

参考資料
「忘れ物」、「片付け」「段取り」で困っている‥それは、大人のAD／HDかもしれません
（ヤンセンファーマ株式会社　2013年12月発行）

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